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税務を取り巻く環境は、年々大きな変化を見せています。 このコラムでは、世の中の動きをプロの視点から できるだけ分かりやすく解説していきたいと思います。
5月号
会社の未来に不安を感じたときにやるべき3つのこと

こんにちは横浜の税理士・公認会計士の佐々木彰です。

経営をしていると、ふと「このままで会社は大丈夫だろうか?」と感じることがあります。

今回は、そんなときに立ち止まって見直してほしい「3つの大事なこと」をお伝えします。


1.お金の流れをちゃんと見る

将来が不安に思えるときの多くは、「今の状態がはっきり見えていない」ときです。

特に「なんとなく黒字だけど、手元にお金がない・・・」という状態はとても危険です。

たとえばこういうことが起きていないか、見直してみましょう

・今月いくら使って、いくら残っているか分かるか?

・来月、再来月に払うお金の見通しが立っているか?

・売上があっても、ちゃんと利益が出ているか?

お金の動きをざっくりでも見えるようにすると、「何が問題なのか」「何を優先すべきか」が見えてきます。


2.社長がいなくてもまわるしくみ

「自分ががんばらないと会社が止まる」

そんな状態が続くと、心も体ももちません。

会社が長く続いていくためには、少しずつでも「人に任せること」が必要です。

たとえば

・自分しか知らない仕事を、他の人でもできるように書き出す

・社員に「やってみて」と任せてみる

・誰が何をするか、わかりやすく役割を分ける

・将来、右腕になってくれる人を意識して育てる

少しずつ仕事を「手放す」ことで、会社全体が強くなっていきます。


3.10年後をイメージしてみる

目の前の仕事に追われていると、「この先どうしたいか」を考える余裕がなくなります。

けれども、実はこの「未来を描くこと」が、経営の不安を減らす一番のカギです。

たとえば

・10年後、会社はどんなお客さんに、どんなサービスを届けていたいか?

・自分は、どんな働き方をしていたいか?

・今の社員や家族と、どんな関係でいたいか?

・誰かに会社をバトンタッチする未来があるとしたら、いつ?誰に?

「未来の地図」を頭の中に描いておくと、今の判断もブレにくくなります。


おわりに

会社の未来が見えなくなったときこそ、「数字」「しくみ」「ビジョン」の3つを見直すチャンスです。

この3つがそろえば、不安は「行動のヒント」に変わります。

どうしたらいいかわからないときは、私たちのような外部の専門家を頼ってみてください。

一緒に会社の未来を、少しずつでも明るくしていきましょう。

2025/05/01
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